川栄の歴史
創業1946年川栄の歴史
川栄初代、「石井鐡五郎」は機械工であったが、第二次大戦で出兵。終戦後、間もなく妻「千代」の実家の船宿から川魚を学び小売店を始める。川魚販売の傍ら、鶏を捌き販売もしていた。当時の冷蔵庫は、氷を使った物が主流だったので、注文が来てから捌いていた。店内には川魚の水槽があり、裏庭には鶏がいた。当時の鶏は親鶏で、卵の産まなくなった廃鶏しかなかった為、もも肉の調理に手間がかかった。赤羽台団地にはGHQの施設があり、鶏を卸していた。そこのコックに本格的にローストチキンの作り方を学んだ。店名の「川栄」は、一代目である鐡五郎の父、栄二郎の“栄”と川魚の“川”からきています。
受け継がれる味、伝えたい心
川栄秘伝のたれ
創業当時から受け継がれる鰻のたれは、三代目の手によって今も丁寧に継ぎ足されています。長年の年月をかけて深みを増したその味わいは、ただ甘いだけではなく、香ばしさとコク、そして鰻の旨みを引き立てる絶妙なバランス。炭火で焼き上げられた鰻に絡むたれは、歴史と技が染み込んだ川栄ならではの味。昔ながらの製法と職人のこだわりが生む、この一皿の美味しさをどうぞ心ゆくまでご賞味ください。
私たちの想い
鰻はどうしても高価で敷居が高い印象があり、若い方や初めての方には入りにくいと感じられるかもしれません。そこで川栄では、鰻だけでなく鳥料理も取り揃え、少しでも気軽に足を運んでいただける空間づくりを心がけています。一度訪れれば、香ばしい炭火の香りと、職人が丁寧に仕上げた一皿の魅力にきっと心惹かれるはず。まずは鳥料理で腕を感じていただき、川栄ならではの鰻の味わいへとゆっくりと誘われてみてください。
